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夜のサイレント映画 

ポルトガル旅行から帰ってきた週末の土曜日は、La Nuit des Musées(夜の美術館無料開放日)だったので、今年はLa Cinémathèque française(映画博物館、映画館、映画図書館などの複合施設)に出掛けてみました。
無声映画

お目当ては20時から24時まで上映されるサイレント映画(無声映画)の短編。1920年代のコメディ、4作品です。
La Nuit des Musées用の特別企画だったのですが、上映しながらピアノの生演奏で、効果音やBGMを演出するという、なんとも粋な試み。サイレント映画だけに、言葉がなくてもとてもわかりやすく楽しめるので、夜22時や23時の回でも小さな子供を連れた人たちがなんて多いこと。子供たちも騒ぐことなく、夢中で観ています。
その中の1本は、バスター・キートン監督主演のもの。動いている彼を見たのは初めてですが、さすが世界3大喜劇王の一人。面白かったです。

TATI.jpg映画上映の合間に見たのは、この春から始まった、ジャック・タチの企画展。彼の映画にまつわる写真、ネタ帳、模型、コスチューム、ポスター、小道具などが展示されていて、こちらも列を作るほどの賑わい。映画「ぼくの伯父さん」では、1958年公開の映画でありながら、最近通販などで見かける「お掃除ロボット」が家のリビングを掃除しているなど、その発想力には驚くべきものがあります。彼はグラフィックデザイナー?建築家?とも思わせるセンスを持った映画監督&役者。もう少し彼の映画も観てみたくなりました。
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波乱のローラン・ギャロス 

先週から始まったローラン・ギャロス(全仏オープンテニス)、今年は家でTV観戦しています。(去年の観戦はこちらから)
昨日、大好きなノバク・ジョコビッチが3回戦で敗退し、かなりショックです。
いつもの彼のプレイではなく、こんな一流選手でも、ここまで調子が悪くなることもあるのかと思ったほどです。

そして今さっき、大会5連覇を狙う世界ランキング1位のラファエル・ナダルが、4回戦でまさかの敗退。
個人的には注目してこなかったスウェーデンのロビン・ソデルリングが接戦の末の勝利です。いやあ、一球も目を離せない、とても良い試合でした。

今年の上位は新しい顔ぶれになりそうです。

ポルトガル旅行 -食- 

ここはポルトの中心地にあるボリャオン市場。肉、魚、野菜、花、パンなどが揃っているのはパリと同じ。でも、ニワトリさんが生きたまま売られているのがちょっと。。。
魚の陳列もかなり素朴です。
マルシェ(花) マルシェ(ソーセージ)

マルシェ(魚) マルシェ(タコ)


リスボンで入った、こじんまりとしたレストラン。ここは家庭的なバカリャウ(干しダラ)料理が食べられるお店。
リスボンビストロ店内

あさりのワイン蒸しは、想像通りのお馴染みのお味。右の、ボケてしまった写真の料理がバカリャウ・ア・ブラスという郷土料理。これが今回の旅行中のNo,1ヒットメニュー。
ほぐした干しダラと玉ねぎを炒め、千切りにしたフライドポテトと合わせ、これらを卵でとじたもの。白ワインやビールとの相性も抜群だし、たぶんご飯にも合いそう。これは家で再現メニュー決定です。
あさり 干しダラたまごとじ


別のレストランで。イワシのトマトマリネと白身魚のグリル。お魚が美味しい!でも、これは2人でシェアした1人分。量はかなり多めです。付け合わせのじゃがいもは、素材の味が濃く、どこのお店で食べてもとっても美味しくてびっくり。
いわしトマトマリネ 白身魚グリル


魚介の出汁が良く出たリゾット。イタリアのリゾットとの大きな違いは、全然油っぽくないところ。とても優しいお味なので、量はけっこう食べられます。が、1人前でこの大きなお皿4杯分ありました。シェアしたけどかなりガツンと来ました。でも完食。
魚介リゾット

左はタコの天ぷら。右は付け合わせのあずき粥。そのまんま日本で食べるあずき粥のお味。
タコてんぷら あずきがゆ


野菜が多いのはうれしいけれど、とにかく量が多いこの国の食。2人の場合だと、前菜2品とメイン1品をシェアして食べるのが適量かと思われます。
レストランによっては(特にリスボン)、お通し(有料)が席に座るとすぐに何品も出てくるお店があります。お腹が空いている人に早く何か食べてもらおうという配慮からの習慣なのだと思うのですが、これを食べてしまうとお腹がいっぱいになって頼んだものが食べられなくなってしまうので、即行断りました。
ポルトレストラン

ツナサラダとタコのグリル。(野菜で隠れて見えませんが。)
オリーブツナサラダ タコと野菜


すっかり写真を撮り忘れてしまいましたが、イワシの塩焼きの美味しさにも感激。どこで何を食べても、また食べに行きたくなるような食事ばかりでした。デザートも、どこか懐かしいような味のものが多く、そうそう日本で数年前に流行ったエッグ・タルトもポルトガルの伝統お菓子。街を歩くとあちこちにパティスリーがあり、お菓子の種類も多く、食の豊かさを感じます。

さてポルトのカフェでお茶。ここでは冷えたポルトワインの白を。(決して1本飲み切ったわけではなく、たまたま最後の1杯だったので。こんなに強いお酒は1本も飲めません。)
ポルトでお茶


食事の時のワインは、お店の人にお勧めを聞いて、ほとんどそこの地元のお酒を1食1本ペースで。レストラン価格で1本1500円しないくらい。
ワイン白 ワイン白2

ワイン白3 ワイン赤

ワイン赤2 グラスポート


そしてせっかくポルトまで来たので、ワイナリー見学や試飲もしたり、美術館では狩野派の南蛮屏風を見たり、街を歩いたりなどして過ごしていました。リスボンにしてもポルトにしても、観光客の多い街だなとは思っていましたが、その大半はフランス人ではないかと思われるほど、いつもあちこちでフランス語が聞こえてきます。そのためホテルなどでは英語はもちろんフランス語でもOKです。小さなレストランやカフェでも、なんとなくフランス語で伝わってしまうのも、ラテン語圏の気軽さです。
他にも食べてみたいものがまだまだたくさんあったのと、この素朴さが心地よかったので、またいつか訪れてみたいと思っています。

ポルトガル旅行 -街- 

何のトラブルもなく、無事帰ってきました。(今日のブログは少し長めです。)
今回の旅は、首都であるリスボンと、ここから300km北上したところにあるポルトの2個所滞在です。パリからは飛行機で2時間少々。出入国審査もなく、同じユーロ圏なのでとても気軽に行ける国です。(このご時世に、検疫も何もありません。)
今まではポルトガルに対して、あまりこれといったイメージがなかったのですが、実際に行ってみて思うのは、一言でいえば「素朴」。この言葉に尽きる気がします。
スペインに隣接しているのに、あのラテンの陽気さはあまりない。でも人々は親切でまじめできれい好き(フランス人との比較)だからか、日本人としてはどこかホッとできるのだと思います。日本が一番最初に交流を持ったヨーロッパでもあるし。
食べ物においても、大西洋に面した国なので豊富な魚介類、あまり油を多用しない調理方法、出汁の味を大事にするところなどもやはり馴染むのか、どこで何を食べても本当に美味しかったです。カステラ、バッテラ、コンペイトウなどもポルトガル語ですよ~。
物価も安く、だいたいパリの1/3位で食べられるのもうれしい限りです。

リスボンもポルトも坂の多い街なので、メトロと同じような感覚でケーブルカーを利用します。
ケーブルカー

至るところで見られる、タイルを埋め込んだ建築様式の建物(これは教会)。
教会(典型的建築)


一方では、地元ポルト出身の世界的建築家アルヴァロ・シザによる建物も。
コルビジエ

このポスト、どこか昔の日本のポストに似ていませんか?
ポスト


ポルトのマクドナルド。
マクドナルド

そしてこれには感動。バス停に人がきちんと並んでる!フランスではありえない光景。
バス停に並ぶ人

車は国内生産していないのか、外国車ばかり。特にドイツ車、イタ車多し。ちなみにタクシーは8割方メルセデスでした。そして、フランスのようにボロボロになった車も、汚い車もほとんど見ません。
ポルトの街(車つき)

お土産物屋さん。
お土産物屋

パフォーマンス中の大道芸人の方と思っていたら、郵便配達人のオブジェがポストにくっついていました。
郵便屋前 郵便屋後


世界遺産に登録されている地区。
ポルトのカフェ前

そしてこの船に乗って、ドウロ川クルーズ。
これから乗船

船上から見るポルトの街並み。
船上

つづく。

お国柄の出るインフルエンザ予防法 

前回のブログに書いたホットヨガやカリグラフィーのアトリエ、そしてもちろん毎日の学校も、今のところ順調に続いております。

さて世界的に拡がっている新型インフルエンザですが、ここフランスでは、今日現在感染者数12名、でも比較的軽い症状のようです。3日位前からは、TVや新聞で政府広報を目にするようになりました。
これは、無料新聞に掲載されたタブロイド版のもので、インフルエンザA(H1N1)感染のリスクを最小限に抑える行動として、次の3つが挙げられています。
政府広報1

●一日に何度か手を洗いましょう。石鹸か、アルコール溶液を使って。
トイレの後に手も洗わない人を見かけるフランス人。メトロの手すりにつかまって移動しているのに、その手でバゲットをちぎって食べるフランス人。(レストランでおしぼりサービスがあるのは日本くらいでしょう。)指についたショコラは拭かずに必ず舐めるフランス人。スーパーのビニル袋の口を広げる時、ほぼ全員が指を舐めて開けるフランス人。
だからこれは、とても大事なことです。

●くしゃみや咳をするときは、ティッシュペーパーを使いましょう。そしてそれをゴミ箱に捨てて、手も洗いましょう。
日本ではこんな表現にはならないでしょう。そもそも鼻をかむとき、ハンカチでかむ人が未だにいるフランス人。(特に高年齢層)それを何度も使用。ティッシュ類が安くはないせいか(?)乾燥していてすぐ乾くから(?)、ティッシュですら何度か使うフランス人。せきやくしゃみをする時に、周りに人がいても口をおさえることもしないフランス人。
そうです。鼻はティッシュでかんで、一度で捨てましょう。それも、道端にポイではなく、ちゃんとゴミ箱にね。さすが政府、国民の行動をよくご存じで。

●インフルエンザの症状がある場合は、かかりつけの医者か、15番(医者同乗救急車)に電話してください。
これはその通りですね。
以上、わかりやすくシンプルなこと3つです。メキシコや日本の映像を見ると、皆さんマスクをしている姿をよく見ますが、パリでは見たことがありません。そもそも薬局に売っているんだろうか。あと日本だったら、うがいもしましょうと書かれると思いますが、あのガラガラッペという行為、フランス人はやったことがないらしく、多くの人はできないそうです。
ここに書いたのは、あくまでも私が目にしている典型的なフランス人の行動で、皆がそうだということではありませんが、いかにもお国柄が出ているんじゃないかなと思います。

2枚目は、新型インフルエンザについて、あなたの疑問に答えますというQ&A方式になっていて、どんな症状が出るのかとか、どのように蔓延していくのか、ワクチンは存在しているのかなど、こういう情報が出ているのはとてもありがたいことです。専用サイトや電話も開設されています。
政府広報2


明日からポルトガルに行ってきます。これらのことには十分に気をつけたいと思います。