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パリならあり得る 

2年もこちらにいると、ちょっとやそっとのことでは驚かなくなりましたが。。。

今朝、駅前バス停の横断歩道で見たもの。
これ、空港のバゲージクレームなどによく置いてある、スーツケースなどを載せて運ぶカートです。
買い物カート1
しかも、ここはモンパルナス駅なのに、なぜかオステルリッツ駅から拝借してきたものと思われます。
そしてしっかり(ちゃっかり)と盗難防止チェーンが!
キオスクに新聞を運ぶとか、仕事用に使っているのかとも一瞬考えましたが、停めてある場所はお店屋さんやメトロの入口にも近いわけではありません。
どこかのスーパーの店内用カートを活用して街中で焼き栗を売っているお兄さんも多いパリですが、これはどんな風に活用されているのでしょう?
買い物カート2

それに比べれば、これはごくごく日常の見慣れた風景です。
駐車の仕方
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カフェで川端康成 

「カフェで川端康成の朗読会があるらしいんだけど、行かない?」
その会が始まる2時間前に、急に友人から誘いの電話が。どうも「雪国」の朗読を聴いた後、それぞれ感想を言い合う会のよう。
雪国といえば、冒頭のあの有名な一行しか思い浮かばないし、川端作品は中学の時に「伊豆の踊り子」を読んだ程度で何も語れないわと躊躇していたら、とにかく文学者や作家たちも来るから行ってみようよということになって、行ってみたのでした。
出掛ける直前に、登場人物の名前とキャラクター、大まかなストーリーを10分間ほどウィキりました。

開始時間の17hに行くと、日曜夕方だというのにほとんど満席状態。フランス人にしては出足が早いこと。いわゆる文学カフェと言われる、古くから文豪たちが激論をかわしていたらしい、年季の入ったカフェです。
川端チラシ

お琴の音をBGMに、どこかのパートを朗読し始めます。この時間なので、皆さんそれぞれアルコールを口にしながら、シーンと静まり返った店内で朗読者の声だけが静かに響きます。
川端店内

付焼刃でストーリーを読んできただけなので、どのあたりのシーンを読んでいるやらさっぱりわからず。川端作品がフランス語で読まれるとこんな感じか、というのと、ここに足を運んでくるほどの魅力は何?などという思いが駆けめぐります。

何人かの人が代わる代わる2時間ほど「雪国」と「竹の声桃の花」を朗読したり、川端康成と三島由紀夫との関係などの解説が終わった後は、一杯やりながらあちこちで感想を語る、語る。
彼らは、川端の文章がとにかく美しいと言っていますが、その美しさをフランス語で感じ取れる語学力はまだ全然ありません。
最近、翻訳とは何かという翻訳者の心情が書かれた本を読んだばかりですが、きっとこの雪国の翻訳も、原書の美しさそのままに上手く翻訳できているのでしょうね。

川端本 川端本2

日本人だから答えられるよねと、「雪国」について何か質問されたりしたら困るなと、内心ドキドキしていましたが、会の感想を話しただけで済んだのでほっとしました。
この国の人たちがこれだけ真剣に日本文学を学ぼう、楽しもうとしている場にいると、やはり自国のことを知らな過ぎであることをいつも反省させられます。かと言ってすぐに身に付くものでもないですが。

今回いらしていた作家の方から、出版記念パーティーのお誘いをいただいたのですが、招待状には社会人類学系ジャンルの本だとあり、はっきり言ってお手上げです。でも何か仕事のチャンスでもあるかな?いやいや行っても何も共通の話題がなさそうだし。

映画でも観に行くとするか(根性無し。。。)

試験の産物 

それはちょうど1ヶ月ほど前の、翌日から試験週間が始まるという日曜日の朝のこと。
口頭試験の対象になっていた、9つの文学(17世紀のモリエールから近代のサルトル、さらに10年ほど前のエッセイまで)を、ネットで調べまくっていました。
このあたりになると、辞書を駆使してもさっぱり理解できないものが多く、ネットのない時代に留学していた人たちは、本当に大変だっただろうなあと思いながら。
探して本の評を読んでいくうちに、試験が終わったら一冊、じっくり読んでみたいと思う本に出会い、本屋で探すのも面倒なので、そのまま通販サイトでその本を購入しました。
こういった調べ物は、試験の始まる1週間くらい前までにやっておけばよいものを、性格的に切羽詰まらないと動けなくて。

決済まで終了すると、「お買い上げありがとうございます。ただ今、2009年のカレンダーを無料でさしあげています。」というメッセージ(仏語)が。
新年もまだ半月過ぎたばかりだし、おまけで付いてくるのならと、そこをクリック。
すると、「表紙には、あなたのお好きな写真を入れられます。」
え~?素敵!そんなサービスが。自分で撮った、パリっぽい写真をアップロード。そして次に進むと、
「さらに12ヶ月分、それぞれの月にお好きな写真をアップロード、どうぞ。」
へえ、丸ごとオリジナルカレンダーが作れるの?それはそれは。と、試験のことが頭をかすめつつも、このブログで使用した写真の中から選んで12ヶ月分のアップロードをしました。
すると、送料が5日以内到着だと18ユーロ、2週間以内で10ユーロ、3週間以内だと6.8ユーロになりますが、どれを選びますか?と出てくるではありませんか。

え~?無料って書いてあったからここまで進んだのに。。。ではここで止める?
とも思ったのですが、ここまでたどり着くのに画像アップの作業と待ち時間が12枚+表紙の分もあってかれこれ1時間半も経過。この貴重な試験前の午前中、ここで止めたらこの1時間半が全くの無駄に?
と、ささやかな葛藤を経てそのまま申し込むことに。もういつ届いても良いので一番遅い3週間後着のコースで。

さらに今度は、画像アップロード費2.8ユーロが加算されますと表示。止める動機にはならない微妙な金額。
さて次は?紙質をハイクオリティにする場合はプラス3ユーロ。いらない、いらない。
日付部分をカラーにするにはプラス4ユーロ。いやいや、モノクロでじゅうぶん。
あなたの選んだこの写真入りのTシャツはいかがでしょう。いりません。
あなたの住所がスタンプになりますがいかがでしょう。いるわけありません。
写真入りマグカップは?シールは?名前入りボールペンは?いるかっ!
早く申込み終わらせて試験勉強させてくれ~。

それから10日後、予定より早くこんなカレンダーが届きました。
ハイクオリティの選択はしなかったものの、紙質もしっかりしてるし、発色も良く、画質も悪くはありません。片面A4サイズのオリジナルカレンダー9.6ユーロ也。
agenda3.jpg agenda7.jpg
agenda5.jpg agenda12.jpg

こういうマーケティング手法はアメリカの物だと思っていましたが、フランスでも実施されていることに驚きました。

さて、肝心の試験の結果は。。。

合格していました。クラスのスペイン人やイタリア人、ロシア人の会話力・理解力の高い人たちのペースでガンガン進んで行く授業、あわわと、口をはさむタイミングもあまりなく、ほとんど落ちこぼれ状態。筆記試験の手応えもなく合格は諦めていただけに、これはうれしい結果でした。
土曜日、ディプロム授与式に出席しましたが、角帽の房の色が黄色から青に変わっただけで、あとは昨年のこの日記とまったく同じです。

フランスは、昨日から年に何回もあるバカンスのひとつ、通称スキー休暇が始まりました。
約2週間、子供たちの学校も休みに入り、カリグラフィーのアトリエも休みに、無料新聞の配布員のお兄さんたちもお休みに入りました。
3月からは小さな学校に入って、もっと会話の練習に励みたいと思います。

一難去ってまた一難 

先週の火曜日、バスルームの電気のスイッチを入れた瞬間に、バコン!という音と共にまた電球のひとつが切れました。生活していて腹が立つことのひとつは、電球が切れることの早いこと早いこと。
商品パッケージには、たいてい1年もつと書いてあるのに、もって半年。今までの最短記録は、付け換えた瞬間です。もちろん電気は切って作業しています。

またかあ、と思った矢先、今回は重症であることが発覚。
通常はスイッチのON・OFFが小さく「カチッ」という軽い音を立てながら作動するものが、フニャフニャ状態になってしまいました。(もう片方は玄関のスイッチですが、正常に動きます。)
フタを開けてネジを外し、手で直せることを期待したものの、壊れたスイッチは一体型になっているので、スイッチ丸ごと買ってこなければいけなさそう。このON・OFFが壊れたということは、一度点いた電気が消えないというわけです。
仕方がないので、バスルームのスイッチを入れたまま外出。

ところがこんな時に限って、先週の月曜から今日まで毎日仕事。ほとんど寝に帰ってくるような生活で、買いに行く時間もなく、とうとう6日間バスルームの明かりは点けっぱなし。
スイッチ1 スイッチ4
スイッチ3 スイッチ2
6日目にしてやっと買えて、無事取り付け完了。ところでパッケージには、2年もつと書いてあるのですが、こういった物って、たった2年くらいで壊れるものですか?東京にいる時は、忘れた頃に電球は切れても、スイッチが壊れた経験はありません。

電気を消せるという当たり前の生活になり、ほっとして1日たった今日、片方の玄関のスイッチを点けた瞬間にブレーカーが落ちて、玄関の3つの特殊電球がなぜか3つ同時に切れました(怒)
スイッチは、今までとまったく同じ配線で取り付けたんですけどね。
最近思うのは、電球の性能も確かに悪いとは思うけど、電気の流れが一定していないような気がしてます。一度に大容量の電気製品を使っていない時でも、たまにブレーカーが落ちる時あるし。
この特殊電球、売っているところが限られているのと、普通の電球の6倍位お高い。おまけに、天井の高いところに付いてるので、取り換え作業がきつい。
あ~もうヤダ!ユウウツです。今は取り換える気力ゼロです。