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ショービジネスのイベント 

パリではあちこちで、本当にしょっちゅう色々なイベントをやっていますが、先週末は
SPECTACULAIRE-La fête des sorties culturelles-というタイトルの、いわゆるショービジネスのイベントが行われていたので、見に行ってきました。
場所は、セーヌ川沿いベルシー橋の左岸側。ちょうど同じ日に、右岸のベルシー公園でガーデニングイベントをやっていた為、両方を行き来する人で橋の上も人人人。
ベルシーへの橋

ペニシュと呼ばれる船の中へ、次々と入っていく人たち。この中で何が行われるかというと、ダンスやコンサートやお芝居などが、10隻ほどのペニシュを会場として、2日間で約100メニュー繰り広げられているのです。それもすべて無料で。
私もどれかを見ようと思って行ったものの、長蛇の列だったのと、この後用事を入れていたので断念しました。
船内コンサート

陸上では、ショービジネス関連のブースがかなりの数出ていて、ここもとても賑わっていました。
ジャンルとしては、オペラ座のような舞台関連、コンサート会場やチケット販売会社、それらを告知するTV局やラジオ局、情報誌の媒体社などなど、幅広いジャンルです。
クレージーホースのダンサーたちも、衣装をつけてPRに。
テントワークショップ クレージーホースダンサー

この秋から1年間の公演内容の詳細が出ているオペラ・コミックのパンフレット。
というより、8mmもの厚さのあるムック本をいただいてきたのですが、この本の美しいこと。
紙質、デザイン、イラスト、写真、書体、どれをとってもセンスの良さ抜群です。こんなのバンバン配っていたけれど、ほんとにいいの?
オペラパンフ1 オペラパンフ2

このイベントは、国からも補助金が出ているようです。
そんなに派手なイベントではないけれど、フランスならではですね。
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甘いお話 

日本にいる頃は、朝食は食べたり食べなかったり。
食べたとしてもご飯にお味噌汁に焼き魚という塩系のものがほとんどでした。
フランス人にそんな話をすると、ものすごく驚かれます。朝食に甘いものを摂らないことを。
確かに糖分を摂ると、すぐにエネルギーになるから早く体が目覚めるんですよね。

そんな私もすっかりフランスの朝食に馴染み、今ではパンにタルティーヌ用フロマージュ(ローカロリーの塗るタイプのチーズ)をたっぷり塗ってその上にたっぷりのコンフィチュールをのせて毎朝欠かさずに食べています。
コンフィチュールは、デザートとしてプレーンヨーグルトに合わせて食べたり、鴨のお料理のソースに使ったり、ロックフォールに添えたりもするので、減りが早いこと早いこと。
数か月前から、以前ブログにも書いたラファエルさんちのコンフィチュールにハマり、あれから何個消費したことか。おかげで、ここのお店で働くMさんともお友達になれて、とてもうれしいきっかけでした。

来月から始まる新学期までの間は、かなりヒマな毎日なので、ならば自分で作るか!と、マルシェでいちじくを買い込み作ってみました。昔々いちごジャムを作ったことがありますが、いまいちだったのと、その頃はあまり消費もしていなかったので、それ以降作った記憶がありません。
レシピはネットで探せばたくさんみつかります。でも、甘すぎても好みではないので、まずは試験的に1瓶分の分量にしました。

結局アルザスのクリスティーヌ・フェルベールさんのレシピをベースに、適当に好みで変更しています。
1日目:皮をむいて8等分位にカットしたいちじく(280g)に、レモン汁(30mlくらい)とグラニュー糖(120g)を振りかけて、そのまま一晩おく。 *ガラス・陶器などの酸化しない容器で。
2日目:これ(いちじくから水分が出て、シロップ漬けになった状態)を沸騰するまで火にかけ、そのまま2~3分煮て火を止める。果物がつぶれた感じが好みならもっと長く煮る。またそのまま一晩おく。 *お鍋の素材によっては、別の容器に移し替えて。
3日目:具を別に取っておき、水分だけを取り出し、ここに赤ワインを少し足して半分くらいになるまで煮詰める。具と合わせて沸騰したら火を止める。
並行して空き瓶と蓋を熱湯で10分ほど煮沸して乾かしておく。
熱いうちに瓶に詰め、蓋をして逆さにして置いておく。(これは昔情熱大陸でフェルベールさんがやっていたのを覚えていた)

はい完成。3日かけたと言っても、放置しているだけなので、トータル作業時間は30分ほどです。
手作りコンフィチュール

ヨーグルトのコンフィチュール添えか、コンフィチュールのヨーグルト添えか悩むほど、いちじくの存在感があります。果肉感たっぷりで、美味しい!!
市販のものよりは甘さ控え目ですが、私的にはあと10%ほど糖分を減らした方が好み。糖分を抑えれば抑えるほど、日持ちはしなくなるそうです。
ヨーグルト

もうひとつ甘いものつながりで。9月20日と21日は、年に2日間だけリュクサンブール公園で採れたハチミツを販売する日で、これがとても美味しいらしいという話を、ちょうど金曜日に立ち寄ったお花屋さんで聞き、朝から散歩を兼ねてリュクサンブール公園まで行ってきました。
既に並んでいます。みなさんよくご存じで。
ハチミツの列

こちらが買ってきた2種類のハチミツ。
はちみつ

左がtilleul(シナノキの花)で、コクはあるけどさらっとした感じ。右はmarronnier(マロニエ)で、かんきつ系の香りで濃厚な味わい。確かにどちらもとっても美味しい!!リュクサンブール公園に養蜂場があっただなんて知らなかった。。。と思って調べたら、150年も前から作っているらしい。
お花屋さんに、ハチミツを買ったことを報告に行ったら、この日1年分のハチミツが、2時間で完売したらしいと聞き、早起きして良かったと思ったのでした。

*お知らせ*
最近スパムコメントがとても増え、いろいろ対策を考えていたのですが、いただいたコメントを一旦こちらで読ませていただいてから表示するように設定変更しました。ご不便をおかけして申し訳ありません。

有料新聞と無料新聞 

先週は、授業で「メディア」をテーマにした一週間でした。
TV・ラジオ・新聞・雑誌・インターネット5媒体の特徴や役割についてとか、そこで使われる用語についてなどです。
TVだと、どの局ではどんな系統の番組をやっているとか、ドキュメンタリーとルポルタージュの違いについてとか。言葉がフランス語というだけで、日本でも同様の分類がされていると思います。

こちらでの情報収集方法としては、日本のニュースはほとんどインターネットでタイムリーにわかりますが、現地情報として毎日読んでいるのは、下記のような無料新聞です。
無料新聞
これは平日の朝・夕に、メトロ構内の専用ラックに置かれていたり、出口で手渡しで配布されています。朝刊だけでも、主としてDirect matin, Metro, 20minutesと3紙あるので、歩くルートをうまく考えると、3紙とも入手することだってできます。
日本のいわゆるフリーパーパーと違うのは、一般新聞とほぼ同じカテゴリーの情報、つまり政治・経済・国際・社会・家庭・文化(食・芸術・映画など)・スポーツ・TV欄・天気予報・占いなどが網羅されているので、生活する分には十分な情報があります。

大統領選の時は、各候補者の政策や地域別予想、選挙速報もかなり早く詳細が出ていたと思います。国際面では、今回の福田総理辞任ニュースの扱いより、その後に出た「小池候補、日本史上初の女性総理誕生なるか」の方が大きく扱われていましたが。
ル・モンドやル・フィガロなど(1部約250円)の一般新聞と比べれば、それは確かにクウォリティに差があるのは確かですが、そこまで読みこなせない私としては、無料新聞を読むことだけでもかなりの勉強になるし、十分な情報が得られると思っています。

このような無料新聞(20minutesで80万部、Metroで63万部)の発行部数は年々右肩上がりの一方、一般新聞(Le Figaroで32万部)は減り続けているそうです。周囲での読まれ方を見ていて、どう考えてもそうだろうと思います。
そこで有料新聞14紙が共同で立ち上がり、今月から一部のメトロ構内で、平日朝夕の通勤・通学時に販売プロモーションが始まりました。

このやり方について、ネット上で様々な意見が出ていて、そのコメントを読み、さらに自分の意見を言うという授業だったのですが、私は「売るためには、やらないよりはやった方がいいと思うけれど、これだけ無料新聞が充実していると、なかなか有料新聞は売れないと思う。プロモーションをやるのなら、無料新聞が発行されない土日にやった方が良いと思う。」と言ったら、フランス人の先生に思いっきり突っ込まれました。

「情報のクウォリティが全然違うから、無料新聞とは別物よ」と。「確かに政治や経済については差があると思いますけど、Le Mondeを買っても一部分しか理解できない今の私には、無料新聞で十分だと思います。クウォリティの差って、どのくらいの差があるものなんですか?」なんていう会話をした時、先生は「やっぱりね、何が違うかって、エスプリの利かせ方が全然違うのよね。写真のクウォリティもね。」この話を聞いた時、あ~忘れていた、フランスではとっても大事な「エスプリ」。
日本語でいう読売・朝日・日経の社説の違いが面白いと思えるくらい語学が上達して、半分わかるようになったらたまには買うかもしれません。でも年配のフランス人が言うのではなく、30歳のこの先生がきちんと価値の差を見出しているのがわかり、部数は落ちても決して有料新聞がなくなることはないんだろうなとも思いました。
あ、ちなみに日本の新聞の部数は、読売で1000万部という、フランスとは比較にならないくらいの巨大なものなので、媒体の存在意味が全然違うと思います。

もうひとつ興味深かったのは、フランス人のメディアに対する信頼度調査の結果(2007年度)です。
その媒体に出ている情報は信頼できるかという質問に対して、「はい」と答えた人は、
新聞:51% ラジオ:57% TV:48%
TVは編集の仕方によって、事実がどのようにも伝わるからということで一番信頼度が低いようですが、この3つの数字って、かなり低いと思いませんか?70-80%位のイメージがあったのですが、意外と冷めた目で見ているということに驚きました。

授業の内容が堅かった分、今日のブログもカタイなあ。。。

大人のパリ留学 ELLE Japon 

日本の女性誌では、それぞれ年に一回くらいのペースでパリ特集をやっていますが、こちらに住んでからもこの特集号だけはよく読んでいます。
ファッション、雑貨、レストラン、食材などなど、こんなにまとまった最新情報は、地元の雑誌では決してお目にかかれません。しかも詳細な地図付きで。こういう特集号をフランス人に見せると、みんなとても驚き、すごいね~と、目を丸くしています。地元では得られないまとまった情報が、外国の雑誌に詳細に出ているのですから。

さて愛読しているエル・ジャポン。先週日本で発売になったばかりの10月号が、パリのジュンク堂でも店頭に並びました。
今回の特集は「素顔のパリ」。なになに、どんな素顔なの?
ELLE表紙


家に帰ってパラパラとめくっていると、なんと、人生を豊かにしてくれる!大人のパリ留学という特集コーナーもあるではないですか。わお、私のブログタイトルと同じだわ。
ELLE中ページ
留学して、何かを学んで、それを仕事に活かして、今まさにパリで活躍している人の話や、学校はどのようにして選んだのかとか、具体的な生活費を含めた留学生活の実態などが特集されています。
この先、留学経験をどのように活かすのかという点でも、とても刺激をもらいました。
そうそう、今同じクラスにいるAちゃんも出てました!

学校の情報もわかりやすく詳細が出ていて、私が留学準備をしていた2年前にこれがあったらどんなに選びやすかったことか。もっと早く出してほしかった~。
でも「一日から一生まで」というサブタイトルにあるように、語学以外にも単発で受けられるレッスン情報もたくさんあり、まさに今の私も知りたいことばかり。

もちろん、大特集の「素顔のパリ」も熟読中です。エル・ジャポンが好きな理由は、他誌のパリ特集のような、カタログというか、旅行ガイドブックのような単なるお店やグッズの紹介雑誌とはちょっと違って、そこで生活している人が見えてくること。アートやカルチャーが伝わってくること、そして情報が新しいこと。
いいことばかり書いてしまったけど、ひとつだけショックだったのは、つい最近できたばかりのある料理教室の情報が出ていたこと。さすが情報が早いのはエルの良いところだけど、せっかくまだガラガラに空いていて、少人数レッスンで、好きな日時に予約取り放題だったのに、これで予約が取りにくくなってしまうんだろうな。あ~あ。

今日からしばらくは、これを読む楽しみができました。パリが好きな皆さん、必読ですよ。

フランスバスクとスペインバスク ブラボー・ピンチョス! 

バスク地方旅行中に食べたものをあれこれと。
まずフランスバスクのバイヨンヌでは、とてもポピュラーな郷土料理をいただきました。
左がPipéradeピペラード。カラーピーマン、タマネギ、ニンニク、Piment d'Espelette(あまり辛くない唐辛子)のトマト煮に卵を加え、仕上げにバイヨンヌのハムをのせたもの。右はイカをワタとともにトマトで煮込んだもの。どちらも典型的な家庭料理です。バイヨンヌは生ハムで有名ですが、海が近いので魚介類も新鮮です。
BYピペラド2 BYいかクリーム煮2


そして今回の旅行の一番の目的だった、スペインバスクでピンチョスのハシゴ。
サン・セバスチャンは、ピンチョス発祥の地だそうです。こんな露地と露地の間に、タパスやピンチョスが食べられるバルが何十軒もひしめき合っています。
SC露地2


そもそもタパスは小皿料理のことを、ピンチョスは串に刺したり、薄切りフランスパンにのせたおつまみのことを言うのだそうですが、どちらと呼べばよいか微妙なものもあります。
ちょうど今年の4月に発売された雑誌Penでは、お店をとてもわかりやすく分類していました。
 ・古典系:パンにハムやスペインオムレツを切ったものなどをのせた、昔ながらの古典系。
 ・小皿系:レストランで出すような、手の込んだ料理を小さなポーションで食べられるように
  した小皿系。(ミニチュア料理)
 ・創作系:アジアの料理法などを取り入れたクリエーション系。

カウンターにこんな感じで並べられているので、好きなものを自分で取っていきます。ここのバルは、分類的には創作系。
ピンチョス1

お肉系、魚介系、野菜系など、たくさんの種類のピンチョスがきれいに並べられています。
ピンチョス2

こういうスタイルのお店では、最後に何個食べたか自己申告して精算します。
ピンチョス3

さて2軒目に移動します。
ここの黒板には一品料理メニューが書かれていて、温かい料理も楽しめます。これはタコのやわらか煮。
SCタコ

わかりにくい写真ですが、キノコのリゾットです。オーダーしてから出てくるまで5分以内。タパスやピンチョスは、すぐに食べられるというのも魅力です。
SCリゾット

モッツァレラチーズの上に、5種類の野菜がのっているピンチョス。
SCラタトゥイユ風

3軒目のここは小皿系のバル。星付きレストランに来たかと思うような一品。
SC芸術作品

エル・ブジによって広まった、ひとくちスプーンスタイル。
SCスプーン

拡大すると、スプーンの上の芸術品。口の中に広がる、いろいろな味と食感のハーモニー。
SCスプーン拡大

カニ味噌和えスペイン風。これには白ワインか、チャコリ(微発泡白ワイン)か、はたまた日本酒か。
SCカニオードブル

見た目にも美しいウニのスープ。1つオーダーしてみました。
SCウニ

そうそう、このくらいの量がちょうどよい。
SCウニ拡大

最後にデザート2品。
SCデザート2

写真を並べたらきりがないのですが、こんなおつまみを、立ったまま気軽につまむ。(座れるバルもあります。)
2、3品つまんで1杯飲んだら次のお店へ。フランスでの、前菜1種類、メイン1種類がドーンと出てくる食べ方と違って、あれこれちょっとずつ居酒屋感覚で食べて飲めるのが、とっても楽しい!
しかも、どれも安くておいしい。たとえば1軒目で冷製前菜系おつまみを選び、2軒目で温かいおつまみを、3軒目でメイン料理系とデザート系を選んで、自分の中で好きなコースを組立てることも、このピンチョスのハジゴならできます。
スペインバスクって、おいしい食べ方をよく知ってるなあと思いました。とても勉強にもなりました。
このピンチョスのハシゴ、はまりますよ~。