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とびきりのコンフィチュール 

昔はコンフィチュール、いわゆるジャムが嫌いでした。
一度も美味しいと思ったことがなかったのですが、最近では日本でも美味しいコンフィチュールが買えるようになり、パンに塗ったりヨーグルトと一緒に食べたり、料理に使ったりするようになりました。
もちろんパリでも、ほぼ毎日食べるヨーグルトには欠かせません。

コンフィチュールとして有名なのは、ボンヌ・ママン。
どこのスーパーでも気軽に買えるし、安いし、パッケージもかわいいのですが、味はいたって普通。

そしてコンフィチュール・ブームの火付け役になったと思われる、クリスティーヌ・フェルベール。数年前、ウルルンか何かのTV番組でも見ました。
アルザスの小さな村に住む、パティシエールの彼女が作るコンフィチュールは、全て50cmの銅鍋で手作業で作られ・・・・と、伊勢丹のHPに書いてありますが、パリではラファイエット・グルメやル・ボン・マルシェなどにいつも大量に置いてあり、そして日本でも伊勢丹ネットで購入できます。
でも、これも味としてはそんなにびっくりするほどでは?と思います。
工業生産的な味は拭えない気がするのです。

パリに来て初めて「美味しい!」と思ったコンフィチュールは、フランス南西部のスペイン国境に近い小さな町、ポーにある、Francis Miot(フランシス・ミオ)のコンフィチュール。
たまたまポーに行った友人が、買ってきてくれました。
これは、新鮮な果物を食べているような、なんとも言えないお味。聞いてみると、ポーでしか販売してなくて、パリはもちろん他の地域には出店していないとのこと。そうだよね、保存料や甘味料などの添加物を使わない本当に手作りのものは、そんなに大量には作れないし、管理も難しいでしょう。
とても美味しかったけれど、ポーまで行かないと買えないのが残念です。

あとはパリ見本市や物産展などで出店している、無名の小さな作り手のものを毎回買ってはいたのですが、これも普段はその地方まで行かないと買えないのでリピートできず。
かと言って自分で作るほどのモチベーションは無し。

そうこうしているうちに冷蔵庫の中の在庫がなくなり、次は何を買おうかとネットで探していて偶然出会ったのがこれです。
コンフィチュール
ブルターニュ地方、サン・マロの近くの町で作られているというラファエルのコンフィチュール。
うれしいことに、家から自転車で10分ほどの、エッフェル塔近くのお店で買えることがわかりました。
左から、レモン、イチジク、そしてオレンジ。
ラファエルさんの自家農園で作られた果物がたっぷり入ったこの手作りコンフィチュールは、果肉率60%以上で(一般的なものは20%程度)、甘さもしつこくない。レモンはレモンらしくしっかり酸っぱくてほどよく甘い、イチジクも煮過ぎていないので、果物本来の甘みも感じる。オレンジは、外側の皮も一緒に入っているけど、これがとてもアクセントになっていて美味しい。
3種類ともジャムというより、美味しく火を通した果物を食べている感じなので、ヨーグルトと一緒でももちろん美味しいけれど、そのままでも美味しいくらいです。
ゼラチンで固めたような、工業生産品とは一味も二味も違います。

同時に3種類も買ってしまったけど、あっという間になくなりそうです。
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価値観の違いが出る仏語表現 

23日から学期修了試験が始まりました。
金曜日は、今期に見た映画6本の内容理解についての試験が1本と、フランス全土の各地域別の地理や産業経済、言語や食についての試験が1本。
映画の試験は、去年通っていた学校の方がはるかに難易度が高く、それを想定して準備していたのでちょっと拍子抜けです。
でももうひとつの地理の試験は難しかった。。。かなり隙を突いた問題が多く、選択問題もゼロ、全て書き込まなければいけないのも辛かった。

そして最大の山場となる総合筆記試験は、土曜日に行われました。
場所はパリ近郊にある試験専用会場、その名もLa Maison des Examens(試験の館)で、3時間に及ぶ試験です。ちなみにパリの大学生の試験は、ほとんどここで行われているそうです。
文法、書き取り、聴き取り、作文と、メニュー内容としては去年の学校と変わらないのですが、ひとつ違うのはこの一回の試験で進級できるかどうかが決まるということ。日々行われてきた小テストも多少は影響するようですが、かなりウエイトは低く、この日の試験にかかっているという感じです。

正直、今回はかなり勉強の時間を割いたつもりです。私は、基本的な文法や語彙力や会話力がかなり弱い方だと思うので、平日帰宅後5~6時間、週末は1日10時間くらいは机に向かっていたかな。
もうや~めたと、いつでも投げ出したくなる気持ちを抑えつつ、なんとか今日まで維持してはきましたが、でもね、過去に出題された問題をやってみても正解率50%ほど。なかなかうまくはいかないものです。
ここ1ヵ月ほどはこんなペースで勉強してきましたが、この3日間ほどの集中力が1ヵ月前からあれば、どんなに身に付いていたことか。まあお尻に火が付かないと真剣になれないのは今に始まったことではないのですが。

そして今週の水曜日には口頭試問があり、これが終わると少し早い夏休みに入ります。

ちょっとここで、最近授業で出された例題で、フランスらしくて面白いと思った表現をご紹介します。
Cette maison a beau être ancienne, elle sera détruite.
(この家は古いのにもかかわらず、壊されてしまいます。)

日本だったら、古いから壊すと言うところなのに。パリのアパルトマンも、築20年のものより築120年の方が家賃が高いというのが実態です。
もっともフランス語の「古い」を表す言葉は主に2つあって、ここで使われたancienは、古くから存在するというニュアンス。もうひとつはvieuxで、古びれた、使い古したというニュアンス。でも老人を言う時にはvieuxを使うのは何だかなあという気がします。

試験結果は6月上旬にはわかります。もし中旬頃までにこのブログで報告しなかったら、「ダメだったのね~、もっと勉強しなきゃね。」ということで。

ローラーブレード隊、街を駆け抜ける。 

今日、自転車でルーブル美術館横からセーヌを渡ったところで、ウワサのローラーブレード隊に遭遇。
信号を渡ろうとしたら、突然慌ただしく交通整理が始まって、車も自転車も人も、通行を遮断されました。MANIFESTATION(デモ)かと思ったら違いました。

毎週日曜日の午後と金曜夜に行われているイベントで、ローラーブレードでパリの街を団体で走るというものです。
このイベントの時は以前にもこのブログで書いた、ローラーブレードを履いたポリシエや救急車も伴走してくれるようです。
皆さん想像以上のスピードで速いし、コケる人は誰もいません。通過するのに5分くらい待ったほど、かなりの人数でした。

このあたりが先頭組。黄色いTシャツを着た人がスタッフのようです。
RBスタート

サングラスは必需品。
RB1

後続が来るわ来るわで途切れません。
RB2.jpg

親子で参加する人もいるし、携帯で話しながらの人も。
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小さい子供がいたって、バギーを押して走ればいいんです。でもこの3輪バギーって、スポーツ仕様?
RB4.jpg

全身ピンクでまとめてみました。
RB5.jpg

ポリシエの伴走があるから安全そう。
RBラスト


ちなみに、この日曜午後は初心者向き、金曜夜は上級者向きのようです。
金曜は22時、家から徒歩3分のモンパルナス駅をスタートです。こんなに近いのに、まだ一度も見たことがありません。
日も延びて来たし、試験が終わったら見に行ってみよう。

こんなお天気の良い日に、パリの街中を走れるなんて気持ち良さそう。
いいなあ。ちょっとやってみたいかも。
誰か私に指導してくれて、一緒に走ってくれる人いませんか?

煙モクモク韓国料理 

クラスメートのサンヒョク(韓国人男性)が、
「母国料理を久しく食べていないんだ。自分では料理できないし。あ~トッポキやチヂミ、焼肉喰いてぇー」とおっしゃるので、
「試験前だというのに、しょうがないわねぇ」と言いつつ、他に台湾女子と日本女子にも声掛けて、我家で韓国料理fêteを開きました。
今回作ったメニューは、こんな感じです。
*作るのに忙しく、ちゃんしたと写真が撮れていません。

・チョレギサラダ(レタス、ワカメ、きゅうり、白髪ねぎ、トマトをゴマ油をベースに作ったドレッシングで)
日本では焼肉屋でもよく見かける一品ですが、韓国にはこういう名前では存在していないそうです。あえて言うならコッチョリだとサンヒョクは言ってました。
チョレギサラダ

・トッポキ(韓国版おでん。弾力のある韓国もちや薩摩揚げ、ネギ、ゆで玉子などが入った激辛料理)
2ヶ月ほど前に近所に住む韓国人女性から作り方を伝授してもらって今回初めて自分で作ったのですが、これは本場の韓国の味だ!と言ってとても褒められました。でも写真は撮り忘れて残念。

・チヂミ2種(ズッキーニ/キムチ)
この写真は1枚目のズッキーニのチヂミ。ひっくり返しに失敗してよれよれです。そして何はおいても欠かせない大量キムチ。韓国では朝から毎食食べるらしい。
キムチ

「だいたいチヂミにズッキーニ入れるだなんて、邪道だぜ」と言いながら、チヂミとはこういう物だと言ってサンヒョク自ら焼いてくれたキムチチヂミ。おっしゃる通り、確かに旨い。同じ生地を使ったとは思えないほど皮が美味しい。油をもっと熱々にしてから焼くとか、ちょっとカリカリめに焼くのがコツだと、ご教授いただきました。な~んだ兄さん、料理できるじゃん。
キムチチジミ

・サムギョプサル(豚バラ肉を焼き、コチュジャンを付けてサンチュに巻いて食べる)
つまり焼肉です。家でやるのは初めて。こんなこともあろうかと、卓上カセットコンロと焼き網を、まもなく帰国する友人から譲り受けておりました。
パリの台所では、魚(特に煙の出る物)を焼いたりすると、アパートの隣人からすごい剣幕でクレームが来る話は良く聞きます。知人宅では、味噌汁でもクレームが来るとのこと。鰹のだしと味噌が混ざった匂いが耐えられないらしい。
でもこのアパートは、今のところその辺りがゆるく、こちらに来て早々に味噌汁を作ったけど問題なし。サーモンをフライパンで焼いたりして、煙や匂いも相当出したけど、今のところクレームゼロです。
さて、豚バラ肉を焼き始めました。我家の台所には大きな換気扇があるので、もちろん最強にして。それでも友人たちが、本当に大丈夫かなぁと心配するほど、部屋中煙モクモクになりましたよ。
焼肉

久々の焼肉、それも豚バラ。韓国では、キムチもこの網で一緒に焼くらしい。今回はコチュジャンではなく、このメニュー専用の特製ジャンを買ってきておいたので、それをつけながら、お肉と焼きキムチをサンチュで巻いて。うーん、旨い。やって良かった~。
お互いの顔が見えなくなるほどの煙になったので、しばし煙明け待ち。
でも大丈夫!キムチやニンニクの匂いや大量の煙、これでもクレームは来なかったので、これからまたできます。

おまけ♪
パリではとても貴重な豚バラの薄切り肉が少し残っていたので、翌日のブランチは残り物の寄せ集めでカフェ風焼肉丼にして、今回の韓国料理完食です。
焼肉おまけ

季節が変わりました。 

ソー桜

ソー公園

こちらは今から2週間前の桜の名所としても有名な、パリ郊外にあるソー公園。でもこの頃はまだ寒くて寒くてマフラーが手放せなかったなぁ。

そして一週間後、日の光りもすっかり変わり、藤の花がきれいに咲いていました。
ソー藤棚

そのまま友人宅で、気持の良いランチ。
亜紀さんテーブル

そして昨日のドラクロア美術館の中庭。
ドラクロア美術館の庭

ようやく冬が明けたようです。春はなく、いきなり夏が到来したかのようです。
みんなこの日差しを待っていたかのようにカフェの外の席は満席になるし、タンクトップになってるし。
さていよいよ活動の季節です。