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一時帰国しました。 

パリでのノエルを充分に堪能した後、一時的に日本に帰ってきました。
夕方帰国してまず向かった先は、、、お鮨屋さん。
サーモン以外の生魚を食べるのは11ヶ月ぶり。そしておいしいシャリも。

翌日は、ワイン仲間の友人たちが準備してくれたパーティーで、いつもは洋物中心のメニューなのに、帰国したばかりの私が食べたいものばかりを用意してくれて、富山からわざわざ買ってきてくれた蛸や日本酒「黒龍」の冷やおろし、このわた、馬刺&たてがみ、豚の角煮、煮魚、和牛で作ったローストビーフなどなど、とっても贅沢なご馳走をいただきました。

そして3日目、家での夕食は「クエ鍋」でした。
クエ鍋1  クエ鍋2

クエは、この日に合わせて夫が玄界灘のクエをお取寄せしてくれていたもので、ポン酢ともみじ下ろしでいただき、最後は雑炊です。日本のお鍋は、ほっと温まりますね。
久しぶりの日本でやりたいことは、結局食べることばかり。
こういったものに飢えていたんだと、あらためて実感しています。
学校は7日から始まってしまうので今回はあまり長くは滞在できませんが、日本でしか食べられないものをしっかり味わっていこうと思います。

留学を始めて11ヶ月、パリでの生活を綴ったこのブログには、たくさんの方々からコメントをいただいたり、メールをいただいたりして、いつも励みになっています。どうもありがとうございます。
また来年も、忌憚のないツッコミをお願いいたします。

皆さまもどうぞ良いお年をお迎えください。
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クリスマス直前 

コンコルド広場の噴水が凍ってしまい、それがニュースになるほど寒いパリです。
お店には、クリスマスプレゼント用の商品が並び、人でごったがえしています。

おなじみシャンゼリゼのイリュミネーション。
今年は、発光ダイオードを利用した豆電球が使われていて、去年までの白色電球から、
ひんやりとしたブルーに光る電球に変わりました。
そして、星の雫がこぼれるように上から下にスッと光が流れる演出が施されています。
このダイオード利用は省エネを目的とした初の試みで、パリ市によると電力消費量は、
従来の70%減となるそうです。
今までよりもちょっと大人っぽい色合いとデザインは、フランス人たちには大好評のようです。
シャンゼリゼ3

コンコルド広場から凱旋門まで、2.4キロの並木道が続きます。
シャンゼリゼ2

ギャラリーラファイエットもゴージャス。
ラファイエット

プランタンは、ショーウィンドウのクリスマスディスプレイも話題です。
プランタン

メトロ入り口の広場も、あちこちでこんな飾りつけが見られます。
ムチュアリテ

フランス人は、ノエル(クリスマス)には家族や親戚が集まって過ごす家庭が多いようですが、そこに集まる全員それぞれが人数分のプレゼントを用意するのが慣わしだそうで、どうりで街行く人は手にプレゼントをいっぱい抱えてるわけです。
昨日乗ったバスには、買い物カートと大きめのスーツケースを両方持って乗ってきたムッシュがいて、「このスーツケースの中にも、買い物したプレゼントが入っていて、荷物が多くて大変だ」と言ってました。
この時期、消費経済がかなり活発になりますね。日本のお中元とお歳暮とクリスマスプレゼントとお年玉を、一気に用意する感じかな。
でも持って行くのも、もらって帰るのも、すごい荷物で大変そう。
私は、友人たちと過ごす予定です。

美術の授業 

10月から始まった新学期から、通常の一般フランス語の他に美術の授業をとっています。
ただ今まで美術についてきちんと勉強をしたことがなく、たまに美術館に行って、好きな絵を
ふらっと見る程度でした。

授業では基本的な美術史が頭に入っていることを前提に、その時代の作家の特徴や時代背景、その作家の影響を受けた人たちの作風、構図などについての講義を受けます。
基礎知識もないうえに、言葉もあまりよくは理解できていないので、配られた資料やDVDを見ながら、漠然となんとなーくわかったようなわからないような。

でも、、この後が面白いのです。
1回3時間の授業ですが、1時間~1時間半ほど教室で授業を受けた後、メトロやバスに乗って全員で美術館に移動。オルセーにしても、ルーブルにしても、教室を出てから15分~20分で着くほどの距離です。
そして、さっき紙や映像資料で見たばかりの絵の実物がすぐ目の前にある。これには、毎回かなり感動します。
本物の絵を見ながら先生の解説を聞き、その後は色々な作品を個々に自由に見て、どの絵のどういったところが気に入ったのか、面白いのかについて、翌週の教室で発表したり、レポートを提出したりしています。
教室内の説明がわからなくても、こうして実物を見ることによって、だいぶ理解できるようになります。これはとても贅沢な授業を受けている気がします。

今回ルーブル美術館の年間パスを作りました。裏には、私の名前と写真が入っています。
カルトルーブル表  カルトルーブル裏
そしてとてもありがたいことに、パリ市内で美術を専攻する学生には特権があります。
オルセー美術館などの多くの美術館は、いつでも無料。ルーブルは年間パスを作ることになりますが、26歳以下なら無料。私はそれ以上なので(とっくに)、それでも30€。これは普通に3回行けば元が取れる金額です。これで第一日曜日の無料の日でなくても、もっと気軽に行けるようになりました。

こちらは夜のルーブルの中から見たガラスのピラミッド。
ルーブル夜景

毎週水・金は夜10時まで開いています。
金曜日、先日のストで休講になった授業の振替え日でした。18時、ある絵の前に集合です。
エレベータに乗って館内の地図を見ながらかなり歩き、ようやくたどり着きましたが、ルーブルに入ってから既に15分くらい経過。やっぱり広いわ。夜来たのは初めてです。そう、ダヴィンチ・コードを思い出しました。
ちょうどこの日は私が通っている学校の美術上級者クラスの生徒数名が、ボランティアでルーブル内のいくつかの作品の前に立って解説をするという企画の日でした。日本人も2名ほど参加していて、フランス人にフランス語できちんと解説をしています。
いつの日か、私もこういう場所でこんな解説ができるようになる日が来るのでしょうか。
これは一つの目標です。

そしてこういった学生を受け入れる美術館側もエライなと思います。
パリは芸術の街と言われますが、単に美術館や美術作品がたくさんあるだけではなくて、若い学生を育てよう、盛り上げようとする環境があるから根付いていくんだなあと思います。