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カルトナージュ 和紙バージョン 

いつものカルトナージュでは、ほとんど布地を使っていましたが、以前友人が日本から持ってきてくれた着物柄のきれいな和紙があったので、今回はそれを使ってみることにしました。

まずは、小物入れにする予定の引出し。
カルト引出全体

赤の和紙と意外と日本風なボタンはパリで買ったものです。
カルト引出分解

これは、時計やアクセサリーなどを置いておくトレイ。でもこの柄だとお盆と言った方が近いですね。
カルトおぼん

先生から「この色柄は、フランス人好みね」と言われましたが、確かにそうかもしれません。
和室に置くよりも、パリのアパートに置いた方がしっくりくる気がします。
カルトおぼん横

カルトナージュは奥が深いですね。まだまだ作ってみたいものがいっぱいです。
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カルトナージュのその後 

6月から通い始めたカルトナージュのアトリエ。その後も月3~4回ペースで通っています。
今月はあちこち旅行に出掛けていたりもしましたが、仲間より一足先に一人で電車で帰ってくるなどして教室通いは続けておりました。でも最後の仕上げを家でやる暇がなく、未完成のまま放置しておいた2作品を、やっと今日完成。

まずは、多目的箱。
カルト箱外

ふたを開けるとこんな感じです。アクセサリー入れにしようと思い、ピアスや指輪を入れられるように、小さな仕切りをつけました。
カルト箱中

実は2段になっているので、下の段には長めのネックレスなどを入れる予定です。
カルト箱分解

次はパニエ。前回の作品と同じ布を使っているのは、遊びに忙し過ぎて布を探しに行く時間がなかったためです。先生にもちょっと呆れられ、「それだけ出歩いていれば無理ね。わかってるから大丈夫。」と慰められました(照)。
というわけで、茶系+ブルー系の水玉シリーズでいくことにします。
パニエ外観

中はこんな感じで2つのスペースに分かれています。
パニエ中

ところで完成させた今も、ここに何を入れようかと悩み中です。
そんなに大きなものではありません。物を入れる部分は、8×8×12cm(縦×横×高)が2つです。
何か良いアイディアがあったら教えてください。

カルトナージュ 

最近またひとつ、新たな教室に通い始めました。
日本に居た時には存在は知りつつも、全く興味がもてなかったもののひとつ、Cartonnage(カルトナージュ)です。
カルトナージュとは、カルトン(厚紙)をカットして組立て、そこに紙や布を貼って作る、南仏で始まったフランスの伝統工芸のひとつ。ソルボンヌに通っていた時は、時間的な余裕が全くなかったのですが、少し時間に余裕ができた今、そして帰国が近づいてきたこともあり、フランスにいる間にこれはちょっと習っておきたいという気になり、ネットで教室を探してその日のうちに申込みました。(自分でも驚く心境の変化)

さて、初めての作品はこちら。
写真立て閉じ

これは何かというと、、、


写真立てです。この4種類の紙の色柄を選ぶのに、相当悩みました。
写真立て開き

2作品目はこちら。 お気に入り箱という意味の la bôite chouchou
こんな機会でもなければ決して入ることのなかったモンマルトルの生地屋さんを何軒もまわって生地を探したりするのは新たな経験です。
ブルー水玉閉じ

中はこんな感じです。
ブルー水玉開き

と、この箱ひとつ完成させるのに教室で7時間もかかってるのですが、やはり家で練習もしないとうまくならないだろうなと思いつつ、引越しもあるのにこれ以上道具や材料などの荷物を増やしていいのかなどと一週間ほど悩み、結果、ようやく決心がついて道具などを一通り揃えてみました。

そして自宅での作品1号がこちら。
と言っても↑の色柄違いですが。
茶水玉閉じ

まだまだ細部が美しくはできないのですが。。。。
茶水玉開き

これは、2.5mmほどの厚紙を製図してカットする作業が最も苦痛。一辺を切るのにカッターを7~8回ほど滑らせないと切り離せないし。座っているとできない作業なのでずーっと立ちっぱなし。でも、いくつものパーツを全てカットし終えたものを組立たり、紙や布を貼ったりする作業はとても楽しい!
どのくらい長続きするかは自分でもわかりませんが、今はちょっと職人さん気分を味わっています。

夜のサイレント映画 

ポルトガル旅行から帰ってきた週末の土曜日は、La Nuit des Musées(夜の美術館無料開放日)だったので、今年はLa Cinémathèque française(映画博物館、映画館、映画図書館などの複合施設)に出掛けてみました。
無声映画

お目当ては20時から24時まで上映されるサイレント映画(無声映画)の短編。1920年代のコメディ、4作品です。
La Nuit des Musées用の特別企画だったのですが、上映しながらピアノの生演奏で、効果音やBGMを演出するという、なんとも粋な試み。サイレント映画だけに、言葉がなくてもとてもわかりやすく楽しめるので、夜22時や23時の回でも小さな子供を連れた人たちがなんて多いこと。子供たちも騒ぐことなく、夢中で観ています。
その中の1本は、バスター・キートン監督主演のもの。動いている彼を見たのは初めてですが、さすが世界3大喜劇王の一人。面白かったです。

TATI.jpg映画上映の合間に見たのは、この春から始まった、ジャック・タチの企画展。彼の映画にまつわる写真、ネタ帳、模型、コスチューム、ポスター、小道具などが展示されていて、こちらも列を作るほどの賑わい。映画「ぼくの伯父さん」では、1958年公開の映画でありながら、最近通販などで見かける「お掃除ロボット」が家のリビングを掃除しているなど、その発想力には驚くべきものがあります。彼はグラフィックデザイナー?建築家?とも思わせるセンスを持った映画監督&役者。もう少し彼の映画も観てみたくなりました。

「ピカソと巨匠たち」展 

久しぶりの更新になりました。
この秋は、どうしても観に行きたい企画展が目白押しなのに、毎日の学校と少しだけ動き始めた仕事でなかなか時間が取れず、先日ようやく「ピカソと巨匠たち」展を観にグラン・パレに行ってきました。
ピカソ展看板
今回の企画展は、日本を含め世界各地の60の美術館などから集められたピカソの作品や、ピカソに大きな影響を与えた巨匠たちの作品あわせて239点が、グラン・パレ、ルーブル、オルセーの3つの美術館で展示公開されているものです。
中でもグラン・パレには210点もの作品が集まっているので、連日3時間とか5時間待ちだとの噂を聞いていたため、平日で行けそうな日を狙っていました。今月は一日だけ学校が休みの日があったので、その日の朝開館時間9時ちょうどに行ってみると、
ピカソ展行列
既にこんな感じでした。入口にいた警備員のムッシューに聞いたら「待ち時間は1時間くらいだよ。」とのことだったので、並ぶことにしました。
ところが待てど暮らせど亀の歩み状態。このまま引き返しても今度はいつ来れるかわからないので、ひたすら並ぶこと3時間。この日の気温は8℃くらい。冷えました~。
今回はかなり費用のかかった企画展なので、入場料もちょっとお高め。学生証を持っていたので、通常の学割はないところダメモトで交渉してみたら、すんなり通ってしまってこちらがびっくり。言ってみるものです。

展示内容は、それはそれは面白い企画でした。
ゴッホ、セザンヌ、マネ、ドガ、ゴヤ、アングレ、コルベ、ロートレックなどの巨匠の絵からインスピレーションを受けてピカソが描いた作品を、その巨匠たちの作品(もちろん本物)の横に並べられているので両方を楽しめるし、ピカソが描くとこうなるんだというのも一目瞭然。ピカソが天才と言われる理由がよくわかります。

ピカソが14歳の時のデッサン、こんなに若い学生が描いたものとは思えないほどの見事さ。18歳のポートレイトの油絵、もうこれで食べていけるほど、かなり完成されたものに見えました。
それ以降、年代によって彼が興味を持った対象も変わったり、作風もどんどん変わっていきますが、90歳、91歳の時の作品などは本当に力強い作品で、無意識なのに計算しつくされたような、思わず「完璧!」とつぶやきたくなるような作品でした。
生涯の作品の多さにも驚きますが、どの時代の作品も、溜息が出るほどオリジナリティが途切れないのがすごいと思います。

寒い中、3時間も並んで入った価値はありましたが、後でよく見たら火・木曜以外は夜11時までやっていたので、平日夜に行けばこんなに並ばずに済んだかもしれません。ルーブルとオルセーを廻ったら、もう一度ここに来たいと思います。

Picasso et les maîtres
2008年10月8日~2009年2月2日
Les Galeries nationales du Grand Palais

Nuit Blanche 2008 今年もアートで夜遊び 

去年のNuit Blancheから早一年、今年もまた朝までアートを楽しめる白夜の一夜がやってきました。
美術館が深夜まで無料開放される5月のイベントLa Nuit des muséesと同様、多くの美術館やモニュメントが夜通しオープンしていたり、招待アーティストたちのインスタレーションが楽しめるのも大きな魅力です。もちろん交通機関も朝まで対応しています。

19h00 ケ・ブランリー美術館で友達と待ち合わせ。とてもお気に入りの美術館です。
今ちょうどL'esprit MINGEI au Japon(民芸展)が開かれていて、見たかった企画展なのでラッキーです。柳宗悦から始まり、イサム・ノグチ、柳宗理をはじめとしたデザイナーたちの作品が展示されています。
ここの中庭、夜見た方がグッと幻想的でここの美術館らしいと思います。ルーブルのように、週に一日だけでも夜の入場をレギュラー化した方がいいのに。
夜ケブランリー

それにエッフェル塔に最も近い美術館なので、館内の所々でエッフェル塔のイルミネーションが見え、夜ならではの演出で素敵です。ちなみに、8月末までの期間限定だったはずの青いライティングは、好評のためか、延長されているようです。
青エッフェル

21h30 マレのユダヤ博物館に移動。
Christian Boltanski(アーティスト)、Franck Krawczyk(作曲家)、Jean Kalman(照明家)とのコラボレーションによるインスタレーションを見てきました。
かなり厳重な手荷物チェックを受け、建物の中庭に一歩足を踏み入れたところから、その世界は始まりました。ここの空間だけ、ひんやりとした雪が降っていて、まるで突然モスクワの赤の広場(行ったことはないですが)に立っている感じがしました。
とても幻想的で静かな音楽に包まれた中、ある窓を見ると、バレエの練習をしている少女のシルエット、それが終わると別の窓ではバイオリンを弾く男性、次にはピアノを弾く男性。それぞれ映像ではなく、実際に人が動いているシルエットです。音、照明、1コマ終わったことを告げるさりげなく細やかな演出。
それを雪が舞う中で、ただ静かに佇んで楽しむ私たち観客。
この写真では、この世界はなかなか伝わらないかと思いますが、かなり感動的で気持ちの良い世界観でした。
体感型空間アートというのが近い気がしますが、こういうインスタレーションが日本で成立するのか?と友達と話したのですが、実際にやっても見に来るのは一部のアート職の方やアート学生だけになってしまうのではないかと。こんなに遅い時間だし。
ここでは21h~24hまでずっと行われていますが、入場するのも30分待ちの列を経て、来場者は若者からお年寄りまで、それもごくごく一般の人たちです。
ユダヤ美術館

23h00~25h30 さて、すっかりお腹が空いた私たちは、マレにあるスペインタパスのお店で飲んで食べてよくしゃべって。この時間でもお店は超満員です。

26h00 メトロで帰宅。最寄り駅のモンパルナスで降りると。。。
おおお!!まだやっていたら、是非見たかった光と音のインスタレーション。
モンパタワー1


これはなんと、日本人アーティストRyoji Ikeda氏の作品です。
モンパルナスタワー横の広場に、下からある焦点をめがけてまっすぐ上に伸びるいくつもの光線が。高さはタワーの倍はありそうです。
モンパタワー3


近づいてみると、やはりここも幻想的な音に包まれて、その下に佇んで楽しんでいる人がたくさんいました。私もしばらくの間、この空間の中に入ってみました。
さっきの静かな世界とはまた違って、未来に進んでいくような躍動的な世界。
モンパタワー2

真横から見ると、ちょうどモンパルナスタワーを包んでいるかのように見えます。
モンパタワー4


27h00 部屋の中でも、このインスタレーションの幻想的な音が聞こえてきます。ちょうど良い子守唄となってすぐに眠りにつきました。